1964年の創業以来、小社は出版のジャンルを税務、会計、会社法務、労務を中心として実務家向けに書籍を発刊してまいりました。祖業ともいうべき仕事が、税の公益団体としての納税協会連合会の機関誌『納税月報』の発行であったことから、その出版ジャンルの拡がりは自然な流れであったかと回顧します。各ジャンルの読者層は当然、税理士、公認会計士、弁護士、社会保険労務士といった「士業」を営む専門家であったり、企業においてそれらの分野を担当する皆さんであったりすることから、当然に、書籍の記述は正確さを旨としなければなりませんし、時宜を得たテーマであることも強く求められます。会社のモットーを「確かな視点で明日を読む」としている所以でもあります。これからもその姿勢は堅持し続けてまいりたいと考えています。
小社の社是のひとつに「出版の天地は無限である」というのがあります。少しずつではあっても専門出版社としてのジャンルの拡大、深耕も視野に入れて、かつ、電子書籍の発刊やコンテンツのデジタル商品化という課題についても時代のスピードに合わせながら柔軟に対応し、読者ニーズに応えていく、そんな会社であり続けたいと思っています。これからも引き続き良質な出版物を提供してまいります。どうか変わらぬご愛顧を頂戴できればうれしい限りです。