学会誌の紹介

 

日本地方自治研究学会誌『地方自治研究』(以下、本誌)は、地方自治に関する理論および政策等の研究成果を公表することを主な目的としています。それにより学会外部へ情報を発信するとともに、会員間の交流により学会の知的共有財産を形成することを目指しています。

本誌に掲載する原稿の種類は、概ね次のものです。

@      研究論文(Article):長短にかかわらず、オリジナル(独創的)な研究成果をまとめたもの(図表を含んで15,000字以内)

A      研究ノート(Research Note):概念整理、理論仮説、分析枠組、政策モデル等において研究途上にあるが、学術的価値が認められるもの(図表を含んで15,000字以内)

B      研究資料(Research Material):事例、調査等について資料的価値のあるもの(図表を含んで12,000字以内)

C      書評(Book Review):地方自治に関する著作についての紹介・批評(図表を含んで5,000字以内)

なお、本誌は1995年より査読(レフリー)制度を導入しています。この制度の目的は、本誌に掲載される論文の質、延いては学会自体の評価を高めることです。そのため本誌に投稿された原稿は、次の観点から査読が行われています。

@ 新規性:先行研究にはない、著者独自の考えに基づくものであること。

A 有用性:学問ならびに地方自治の発展に貢献するものであること。

B 正確性:内容に誤りがなく、かつ適切に表現されていること。

C 完成度:研究目的を達成していること。

近年、社会科学系においても、査読(レフリー)制度の必要性が認識されるようになりました。近い将来、自然科学系のように「査読付き」が学会誌の要件になる可能性もあります。本誌は早くからこの問題に取り組んできました。