税理士が身につけるべきコーディネート力
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4. 認知症の親から考える複眼的視点217知症に罹患すると若年性認知症と呼ばれます。日本における認知症患者に関する将来推計は次のとおりです。2025年には65歳以上のうち、5人に1人の割合(20.6%)で認知症に罹患するというデータです。この割合は非常に有名な割合で厚生労働省の新オレンジプランから導き出されています。2060年には65歳以上のうち、3人に1人の割合(34.3%)で認知症に罹患するという予想がなされています。非常に衝撃的なデータです。この段階になると将来の社会保障制度が破綻しないかが気になるところです。⑵認知症にかかっている方の割合(年齢別)次に、年齢別グラフを確認します。85歳以上の方については55.5%以上が既に認知症に罹患するという衝撃的なデータです。厚生労働省のデータ(平成22年簡易生命表)によると、男性の平均寿命は79.64年(昭和50年では71.73歳で約8年長い)、女性の平均寿命は86.39年(昭和50年では(出所:三菱UFJ信託銀行㈱ホームページより)

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